スピノザの世界―神あるいは自然

ISBN:4061497839 新書 上野 修 講談社 ￥756
一昨年ぐらいから読書途中で持っていた本をやっと読了。
おもしろかった。
昔ヴィットゲンシュタインにはまったときあったが、源流はここだったか。
神の存在の証明。全ては必然。自由意志はない。ユークリッド「原論」のスタイルを借りた「エチカ」。こんなので、神が証明できるのか？ここはまだ納得いっていないが。（原書のつまみ食いゆえ）。いや原書読んでも同じかな，否、原書なんてよめないだろうな、ちんぷんかんぷんで、昔ハイデッカ「存在と時間」がなんど読んでもわからなかったみたいに。
超ひも理論とおなじように、解説書よんで、原書とその著者の思想のおいしいところ（の雰囲気）を楽しむ、そんな本。
日常に忙殺される毎日、たまにはこういう本で異世界にトリップしたい。